働き方

会社への違和感は、次の一歩の材料になる。転職と副業、どちらから試すか

イーランサー・ジャパン株式会社

いまの会社に違和感がある。それは、自分が何を大事にしたいかに気づき始めたということでもあります。違和感は放置すると消耗になりますが、分解すれば次の一歩を決める材料になります。この記事では、転職と副業のどちらから試すと動きやすいかを整理します。

違和感を分解すると、打ち手が見えてくる

「合わない」という感覚は、性質の違う要素が重なったものです。分けるだけで、次にやることがはっきりします。

4つのうちどれかが分かれば、選ぶ手段が絞れます。条件と人・環境なら場所を変えるのが早い。中身と将来性なら、外で小さく試すと答えが出ます。違和感は、進む方向を教えてくれる情報です。

動く人が少ないぶん、動けば差がつく

パーソル総合研究所の国際比較調査では、日本の就業者についてキャリア自律性の低さや、勤務先以外での学習が少ない傾向が報告されています。2022年の調査でもその特徴が確認されました。

この数字は、見方を変えると追い風です。多くの人が動いていない環境では、少し動くだけで相対的な位置が変わります。

実際、総務省の調査では副業がある人は305万人、これから始めたい人は493万人とされ、5年前より大きく増えています。環境は着実に整いつつあり、始めるハードルは下がっています。

転職が効く場面

転職は、環境をまとめて入れ替えられる強い手段です。条件や人間関係が原因のときは、これが最短になります。自力では変えられない部分だからです。

行き先が決まっている人にとっては、迷う理由はありません。評価されなかった能力が、別の場所では中心的な価値になることは珍しくありません。同じ人でも、環境が変われば発揮できる力は変わります。

一方、やりたいことがまだ言葉になっていない段階なら、先に小さく試すほうが選択の精度が上がります。急がなくても、材料を増やしてから決められます。

副業は、リスクを抑えて試せる

副業の利点は、いまの基盤を保ったまま検証できることです。試せるのは3つあります。

その仕事が自分に向いているか。会社の看板なしで需要があるか。続けたいと思えるか。いずれも、やってみるまで分かりません。1件受けるだけでも、答えの精度は大きく上がります。

副業は時間が限られるぶん、本業とは負荷が違います。だからこそ「合わなかった」と分かることにも価値があります。試した経験そのものが、次の判断材料になります。

今日から始められること

大きく決める前に、できることがあります。

違和感を持てるのは、現状をよく見ている証拠です。まず小さく動いて材料を集める。転職も副業も、そのうえで選べばいい選択肢です。どちらを選んでも、動いた経験は残ります。

動く前に、社内で試せること

転職や副業の前に、いまの場所でできることが残っている場合があります。

担当を変えてもらう。同じ会社でも、部署や役割が変われば別の仕事になります。転職より費用がかからず、成功すれば環境の問題は解決します。

条件を交渉する。働き方や時間について、提示してみると通ることがあります。断られても、その事実自体が判断材料になります。

やりたい仕事に手を挙げる。社内の新しい取り組みは、外から入るより参加しやすい入口です。

これらを試したうえで動くと、次の場所の選び方が明確になります。何が解決して何が残るかが、実際に分かるためです。

3か月で進める流れ

焦らずに、しかし止まらずに進める目安を置いておきます。

3か月あれば、材料はそろいます。そして期限を決めておくと、迷い続ける状態から抜けられます。決めないことも、期限を決めたうえでなら立派な判断です。

参考文献
  1. パーソル総合研究所「グローバル就業実態・成長意識調査(2022年)」
  2. 総務省「令和4年就業構造基本調査」

本文中の数値は各調査時点のものです。調査主体により定義や推計方法が異なるため、出典を確認のうえご参照ください。

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