エラーもログも出ない破損——推論エンジンの内部を、マルチテナント境界として扱ってよいか
Cloudflareは、
- トークン/AIが
文章を 処理する ときの 細かい 単位です。 日本語では おおむね 1文字から 数文字に あたります。 - リクエスト/利用者が
AIに 送る、 1回分の 問いかけや 処理の 依頼の ことです。 - ログ/いつ
何が 起きたかを、 システムが 自動で 書き残していく 記録の ことです。
「155件の
要点
- 事象/Workers AIの
GLM-5.3 ( @cf/zai-org/glm-5.3)が、他の 顧客の リクエスト内容を 含む 応答を155件返していた - 期間/2026年8月27日〜9月9日の
13日間 。提供開始時点から 存在していた - 条件/影響は
すべて681,280トークン超の プロンプト - 不一致/コンテキスト長の
設定は1,048,576トークンだが、 プレフィル側の KVキャッシュプールは681,280トークン分しか なかった - 構造/PD分離
(prefill/decode分離) 構成で、中断された リクエストの する飛行中の RDMA 書き込みが、 別リクエストへ 再割り当て 済みの KVスロットに 着弾 競合 - 最重要/この
破損は エラーも ログ行も 出さない
何が起きたか
報告者は
- 9月9日 13:22 UTC/セキュリティインシデントを
宣言 - 9月9日 14:00 UTC/当該モデルを
非公開化 - 9月9日 19:40 UTC/
公開サービスへ 復旧
他の
構成は
ここに
Cloudflareは
KVキャッシュのページはゼロクリアされない
ここが
KVキャッシュの
メモリアロケータと
そこから
失敗経路の形
素の
- プロンプトが
受け入れ上限を 超えると、 プレフィル側は中断する - ところが
リクエストは そのまま プレフィルキューを 通過する - 転送される
KVは1トークン分だけ - デコード側は全長分の
領域を で、初期化されていない確保済み キャッシュから 生成を 始める
ただし、
- 転送の
途中で リクエストが 中断される - デコード側は
スロットを即座に 解放 する - しかし
リモートの 書き込み側はまだ そこへ 書ける - アロケータが
その スロットを別リクエストへ 割り当てる - 遅れて
届いた 書き込みが、その リクエストの KVキャッシュに 着地する
根に
そしてコンテキストが
対策は「解放の遅延」に集約される
修正の
入口側の
さらに
- v0.5.20/中断した
プレフィルの 結果が デコードへ 届く 前に リクエストを 破棄する 修正 - v0.5.21/受付時点での
拒否 - v0.5.22(2026年10月19日)/Cloudflareが
推奨する ベースライン
本記事では、
検知できないことが、いちばん重い
改めて
- HTTPステータス/200
- ログ行/出ない
- アプリ側から
見た /正常な挙動 レスポンス
つまり発生したかどうかを
監視設計への
日本語で流通している部分と、していない部分
事実関係は
流通していないのは、「設定ミス1件」なのか
一次ソースが
「155件」だけが
エンジニアにとって何が変わるか
①設計
PD分離で
- 推奨ベースラインの
バージョンへ (Cloudflareは上げる v0.5.22を 挙げている) - 宣言した
コンテキスト長が、 。プレフィルの KVプールに 収まるかを 起動時に 機械で 照合する Cloudflareは 事後に この 事前チェックを 入れた - 中断時の
KVスロット解放遅延を 有効に する - KV転送の
チェックサムを (整合性検査と検討する して オプション提供されている)
2番目が
②調達
テナント分離は、
- エンジン/推論エンジンの
種類とバージョン - 構成/PD分離の
有無 - ページ管理/KVページの所
有権管理と ゼロクリアの 方針 - 検知/混入を
検知する 仕組みの 有無
「SGLangや
③キャリア
推論エンジン内部、
モデルを
確認できなかった点
- トリアージ/原型と
なる 挙動の 報告 (7月)が GLM-5.3提供開始 (8月27日)までに トリアージされていたか - 内容/155件の
応答に 何が 含まれていたか、 影響を 受けた 顧客への 個別通知の 有無 - 他事業者/同条件に
該当した 他の 事業者の 有無。 範囲は デフォルトPD構成と されるが、 事業者側の 開示は 確認できていない - 整合性タグ/事業者側が
記す 「ページ単位の 整合性タグ」と、 エンジン側の KVチェックサムが 同一機構かどうか - 操作手順の
詳細 /フラグ名・環境変数名・メトリクス名・個別のPR番号・性能コストの 実測値は、 本記事では 独立に 確認できていない
出典
- 一次/Cloudflare
「Cross-request KV cache exposure in the GLM-5.3 Workers AI model, and our remediation with SGLang」 (2026年10月26日) - 一次/LMSYS Org
「SGLang security update: improving request isolation」 (2026年10月26日) /競合の 構造と PR一覧 - 一次/SGLang の
issueおよびPR群 - 照合/AiCybr ほか
/モデルID、 155件、 8月27日〜9月9日、 681,280トークン、 設定1,048,576トークン、 報告者と 日時、 非公開化と 復旧の 時刻、 他モデル非影響、 悪用の 形跡なし、 約204万トークンへの 拡張、 v0.5.20/v0.5.21/v0.5.22の 位置づけ - 二次/unite.ai、
GIGAZINE (2026年10月28日)
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